強いチームはオフィスを捨てる【リモートワーク推し!】

強いチームはオフィスを捨てる【リモートワーク推し!】

「テレワーク7割の推進を」西村大臣が経済界に再要請 時差通勤や接触確認アプリの活用も

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2007/27/news084.html

コロナ第二波により、またテレワークの要請か…

と、このニュース絡みで、リモートワークについて書かれた本の書評を書きたくなっちまったぜ。

ジェイソンフリード 他1名『強いチームはオフィスを捨てる』

概要

これからの働き方として、リモートワークを推奨する本。

通勤時間の削減や、人材確保につながるなど、企業にも従業員にもメリットがあるよねと。

基本的に、かなり、リモートワーク推し。

で、リモートワーク導入のネック。

企業側としては

・直接顔を合わせないとコミュニケーション不足が生まれるのでは
社員がちゃんと働いているか
(→オンオフの切り替えが難しい、にもつながる)

の2点に集約されるよねと。

一方従業員側としては、

コミュニケーション不足
オンとオフの切り替えが難しい

ことかなぁと。

これらを踏まえて、じゃあそのハードルを解消するにはどうしたらいいか?と具体的な提案が書かれている。

仕事に入る前に服に着替えるとか、リモートワークならではの切り替えや注意点など、
個人向けにもヒントが書かれているので、このコロナ禍で何か役に立てば‥!

感想

☆オンオフがつかなくなる、働きすぎ注意

社員がだらけるんじゃないか」と心配されるが、いやいや逆!

オンオフがつかないぶん、働きすぎてしまうことを心配したほうがいいと。

夕食を食べたあと、気がかりなことを1件思い出して同僚に連絡を取る。そうこうしているうちに、勤務時間は朝7時から夜9時にまで延びている。やる気のある人ほどこうした罠に陥りやすい。

自分に置き換えたらやりそう…いやそんな勤勉じゃないけど、オンオフの切り替えが下手で、気になったらついつい作業してしまいそう。

自分のスイッチを入れることも難しいけれど、自分のスイッチを切ることも、それ以上に難しいのだ。

常に交感神経が優位なタイプなもんでね…

また、コロナ第2波で、テレワークの企業が増えそうだけど、従業員の過労は気を付けないと…

っていうのが、もっと知られればいいな。

☆リモートワークは、さらに健康維持に注意せよ

★★まず歩けと

在宅勤務になると意識しないとほぼ歩かなくなるため、意識して動けと。

たとえば、

・ランチは近所のカフェまで歩いてテイクアウト
・仕事の合間、ルームランナーにて10分走る

と、ちょっとした習慣の積み重ねで、身体を動かすよう意識したほうがいいと。

通勤時間をまるごと節約しているのだから、その時間を使って運動をしたり、体にいい料理をつくるくらいはしてもいいじゃないか?

確かにオフィスでできる運動なんて、せいぜいストレッチまでで。

仕事の合間に、筋トレやルームランナーって憧れる。

やっぱりリモートワーク、いいなぁ。

★★人間工学的なサムシングで長時間作業に耐えうる環境を整備せよ

ちょうどいい高さの机、座りごこちのいい椅子、大画面の高画像度ディスプレイ。ぜいたくに思えるかもしれないが、ケチって体を壊しては元も子もない。固い椅子で腰を痛めたり、安っぽいディスプレイで目を悪くしたりしたら、仕事をつづけることが苦痛になる。

と、これは実体験を伴って痛感する…

ほんとここは軽視しちゃいけないよな。

アクセンチュアでは人間工学に関する講座を開いたうえで、人間工学の観点からすぐれた製品リストを提供したり、専門家のアドバイスも取り入れているらしい。いいなあ。

というか、結果をだす人は健康を大事にしている例だよな。

アクセンチュアでは人間工学に関する講座を開いたうえで、人間工学の観点からすぐれた製品リストを提供したり、専門家のアドバイスも取り入れているらしい。いいなあ。

というか、結果をだす人は健康を大事にしている例だよな。

やや脱線するけど、先日、パソコンスタンドを取り入れただけで、だいぶ首肩への負担が違うと感じたよ。

あと、今使っている椅子を変えられなくても、今はこういう便利なものもある。

このシリーズもかなりおすすめ‥!値段と座り心地はだいたい比例しそうw

富士通、オフィス半減で通勤撤廃へ。ネット「素晴らしい」「ただの経費削減」など賛否両論

このニュースからも、リモートワークでオフィスの賃料と、通勤定期代が削減できるなら、

労働、環境を整える手当はがっつり出してもいいくらいだよねw

☆作業が中断されないのは素晴らしい。でも本当にメリットだらけ??

相手の都合にはおかまいなく、集中モードの最中に「ちょっとすいません」といわれて作業を中断。ようやくまだ集中モードに入っても、別の誰かに質問される。オフィスで仕事が進まない、最大の原因だ。

そう、私も終わらせるまで一つのことを集中したいから、これ苦手なんだよなぁ。

一人タコ部屋に入って作業をしろと言われれば苦にならないが、せっかく集中しかけたときに、中断されるのがかなりのストレス。

(もともと一人で作業に没頭するのは好きだが、人とのコミュニケーションが好きじゃないwははw)

ただこの本はリモートワークが絶賛されているけど、本当にこんなに生産性があがるのか、ちょっと疑問。

常見陽平『なぜ、残業はなくならないのか』という本で取り上げられていた
リモートワークのデメリットを思い出してね‥

さぁ集中しようと思ったら、宅急便が来るわ、打ち合わせの電話が来るわと、中断されると。

さらに、込み入った話だと電話で時間がかかる…と。

テレワークのデメリットがかなりリアルに浮かんだ‥

詳細はこちらの書評とあわせてぜひ!

『なぜ、残業はなくならないのか』あらすじと感想【あなたの努力が足りないワケじゃない!】

全体的な感想

リモートワークが可能な職種自体限りがあるとはいえ、
オフィスかリモートかの二択じゃなくて、「リモートもやってみる」で、色々試してみるのはありだろうなと思う…!

と、これを書いていたら夢中になっていい時間だった。

やっぱりオンとオフの切り替えが下手な人間だ。

ドラえもんみたいに自分のスイッチも自由自在に切りたい…とか言ってないで、寝よう。