強いチームはオフィスを捨てる【リモートワーク推し!】
- 2020.07.28
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- テレワーク, テレワーク切り替え, リモートワーク, リモートワーク切り替え, 働き方, 在宅勤務, 在宅勤務注意点, 強いチームはオフィスを捨てる

「テレワーク7割の推進を」西村大臣が経済界に再要請 時差通勤や接触確認アプリの活用も
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2007/27/news084.html
コロナ第二波により、またテレワークの要請か…
と、このニュース絡みで、リモートワークについて書かれた本の書評を書きたくなっちまったぜ。
ジェイソンフリード 他1名『強いチームはオフィスを捨てる』
概要
これからの働き方として、リモートワークを推奨する本。
通勤時間の削減や、人材確保につながるなど、企業にも従業員にもメリットがあるよねと。
基本的に、かなり、リモートワーク推し。
で、リモートワーク導入のネック。
企業側としては
・直接顔を合わせないとコミュニケーション不足が生まれるのでは
・社員がちゃんと働いているか
(→オンオフの切り替えが難しい、にもつながる)
の2点に集約されるよねと。
一方従業員側としては、
・コミュニケーション不足
・オンとオフの切り替えが難しい
ことかなぁと。
これらを踏まえて、じゃあそのハードルを解消するにはどうしたらいいか?と具体的な提案が書かれている。
仕事に入る前に服に着替えるとか、リモートワークならではの切り替えや注意点など、
個人向けにもヒントが書かれているので、このコロナ禍で何か役に立てば‥!
感想
☆オンオフがつかなくなる、働きすぎ注意
「社員がだらけるんじゃないか」と心配されるが、いやいや逆!
オンオフがつかないぶん、働きすぎてしまうことを心配したほうがいいと。
夕食を食べたあと、気がかりなことを1件思い出して同僚に連絡を取る。そうこうしているうちに、勤務時間は朝7時から夜9時にまで延びている。やる気のある人ほどこうした罠に陥りやすい。
自分に置き換えたらやりそう…いやそんな勤勉じゃないけど、オンオフの切り替えが下手で、気になったらついつい作業してしまいそう。
自分のスイッチを入れることも難しいけれど、自分のスイッチを切ることも、それ以上に難しいのだ。
常に交感神経が優位なタイプなもんでね…
また、コロナ第2波で、テレワークの企業が増えそうだけど、従業員の過労は気を付けないと…
っていうのが、もっと知られればいいな。
☆リモートワークは、さらに健康維持に注意せよ
★★まず歩けと
在宅勤務になると意識しないとほぼ歩かなくなるため、意識して動けと。
たとえば、
・ランチは近所のカフェまで歩いてテイクアウト
・仕事の合間、ルームランナーにて10分走る
と、ちょっとした習慣の積み重ねで、身体を動かすよう意識したほうがいいと。
通勤時間をまるごと節約しているのだから、その時間を使って運動をしたり、体にいい料理をつくるくらいはしてもいいじゃないか?
確かにオフィスでできる運動なんて、せいぜいストレッチまでで。
仕事の合間に、筋トレやルームランナーって憧れる。
やっぱりリモートワーク、いいなぁ。
★★人間工学的なサムシングで長時間作業に耐えうる環境を整備せよ
ちょうどいい高さの机、座りごこちのいい椅子、大画面の高画像度ディスプレイ。ぜいたくに思えるかもしれないが、ケチって体を壊しては元も子もない。固い椅子で腰を痛めたり、安っぽいディスプレイで目を悪くしたりしたら、仕事をつづけることが苦痛になる。
と、これは実体験を伴って痛感する…
ほんとここは軽視しちゃいけないよな。
アクセンチュアでは人間工学に関する講座を開いたうえで、人間工学の観点からすぐれた製品リストを提供したり、専門家のアドバイスも取り入れているらしい。いいなあ。
というか、結果をだす人は健康を大事にしている例だよな。
アクセンチュアでは人間工学に関する講座を開いたうえで、人間工学の観点からすぐれた製品リストを提供したり、専門家のアドバイスも取り入れているらしい。いいなあ。
というか、結果をだす人は健康を大事にしている例だよな。
やや脱線するけど、先日、パソコンスタンドを取り入れただけで、だいぶ首肩への負担が違うと感じたよ。
あと、今使っている椅子を変えられなくても、今はこういう便利なものもある。
このシリーズもかなりおすすめ‥!値段と座り心地はだいたい比例しそうw
富士通、オフィス半減で通勤撤廃へ。ネット「素晴らしい」「ただの経費削減」など賛否両論
このニュースからも、リモートワークでオフィスの賃料と、通勤定期代が削減できるなら、
労働、環境を整える手当はがっつり出してもいいくらいだよねw
☆作業が中断されないのは素晴らしい。でも本当にメリットだらけ??
相手の都合にはおかまいなく、集中モードの最中に「ちょっとすいません」といわれて作業を中断。ようやくまだ集中モードに入っても、別の誰かに質問される。オフィスで仕事が進まない、最大の原因だ。
そう、私も終わらせるまで一つのことを集中したいから、これ苦手なんだよなぁ。
一人タコ部屋に入って作業をしろと言われれば苦にならないが、せっかく集中しかけたときに、中断されるのがかなりのストレス。
(もともと一人で作業に没頭するのは好きだが、人とのコミュニケーションが好きじゃないwははw)
ただこの本はリモートワークが絶賛されているけど、本当にこんなに生産性があがるのか、ちょっと疑問。
常見陽平『なぜ、残業はなくならないのか』という本で取り上げられていた
リモートワークのデメリットを思い出してね‥
さぁ集中しようと思ったら、宅急便が来るわ、打ち合わせの電話が来るわと、中断されると。
さらに、込み入った話だと電話で時間がかかる…と。
テレワークのデメリットがかなりリアルに浮かんだ‥
詳細はこちらの書評とあわせてぜひ!
『なぜ、残業はなくならないのか』あらすじと感想【あなたの努力が足りないワケじゃない!】
全体的な感想
リモートワークが可能な職種自体限りがあるとはいえ、
オフィスかリモートかの二択じゃなくて、「リモートもやってみる」で、色々試してみるのはありだろうなと思う…!
と、これを書いていたら夢中になっていい時間だった。
やっぱりオンとオフの切り替えが下手な人間だ。
ドラえもんみたいに自分のスイッチも自由自在に切りたい…とか言ってないで、寝よう。
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