結婚疲労宴という初夢
2020年の初夢は結婚疲労宴だった。
夢診断では、「自分が結婚式を挙げる夢/恋人or好きな人と/夢主が未婚」という夢は、えてして願望夢のようだ。
世間的には、30代前半の未婚女性という生き物は、のどから手が5本くらい出るほど、結婚したがっているイメージなのだろうか。
結婚疲労宴の夢
自分が結婚式を挙げるのだけど、ひたすら参列者に気を遣い、ただただ疲れる夢だった。
端的にいって、最悪。
結婚式を挙げ、参列してくれたことに対し、職場じゅうにお礼に回る(あれ、職場の人とか呼びたくないのに!)
もう10年以上付き合いがない小学校の友達を、結婚式に呼ぶ(人数合わせで呼ぶなんて失礼なことは私のプライドが許さんぞ)
と、呼びたいと思わない参列者ばかりが印象に残る、ただただ疲れる夢であった。
大学の友達とか、仲良しの人は一人も印象に残らず…。
しかもさ、一人一人挨拶に回って
「いい式だったね。でもあれだけ広い場所なのに、今時余興もないんだね」
(30代はみんな多忙なのに、余興なんてできるか。学芸会ごっこは紅白歌合戦で十分じゃい)
「小学校の友達はイケているのね」(全然付き合いがないんですけど) と言われるような、非常に嫌な夢。
せめていいところを見ようと、お色直しに着たピンクのドレス、なかなか可愛いじゃないかという写真をみたら
「げっ、肩のサロンパスをはがし忘れている」という非常にリアルなシーン。 …夢の中でもお疲れだ。
で、結婚疲労宴を終えたあと、
好きな人と一緒になれてうれしい、とかそんな感慨は一切なく、
「これで後に引けなくなったぞ!」という妙な感慨で目が覚める。 なんという夢だ。。。
友人の未来予想図
2018年に友達と未来予想図ごっこを行った。
「3年後(32歳)に、W(学生御用達しの大衆居酒屋)でお披露目をする。」
友人いわく「『親戚の手前、一応普通の挙式を挙げるんだけど疲れちゃった~~~!やっぱりこっちのほうが落ち着くわよね』って、もえこさん、友達は全員呑み屋に呼ぶの」
それなら結婚疲労宴は、参列者に仲が良い人がいないのも仕方ないか…本番は、Wではじまる、あの大衆居酒屋だから。 と慰めたくなるほど、結婚「疲労」宴、という疲れた夢だった。
セレモニーなんて割り切っている
まぁ、思えば10代のころから、「〇〇式」なんて憧れもなく、最低限義理を果たすかしか考えていなかった。
成人式だって、周りの友達が、振り袖を決めただの美容院を予約しただの、1年以上前からきゃっきゃしている中、
当日寒い時期に、朝4時起きしてまで振り袖なんか着たくない。大学の試験間近で風邪をひくわけにもいかないし、少しでも寝て、少しでも勉強をしていたかった。
と、当日は振袖を着ず、パーティードレスで成人式に参加した。
ただし、前撮りは一応こなして、「孫の振り袖姿を、母方の祖父母に見せる」という義理も果たした。
あのころから、成人式は自分のためじゃなく、親だの祖父母のためのもの、という意識だったから。
親は「振り袖?好きにしていいよ」というタイプだったので、
あくまで自分のやりたいことの邪魔(つまり試験対策!)にならない範囲で、母方の祖父母への義理を果たす手段だけ考えようと思った・・・。 昔から合理主義ですな‥。
見せ物セレモニーとしての意味合いは薄くなるけれど、もし結婚式をやるなら海外挙式という高飛びをしたい。
雑記からの本の話:酒井順子『結婚疲労宴』
こんな本を何度も読むからこういう夢をみるのかな。
主に参列者側として、結婚式に行き慣れると「出た茶番。サプライズという名のお決まりの花束贈呈」など、醒めた目で見てしまうから…。
女性は結婚に夢をみている、という夢をみている男性は、読んではいけない。
この初夢は何を示唆しているのやら。2020年の雲行きがどうなることやら。
【おまけ】
疲労宴、その後の新婚生活と、切っても切り離せないのがお金。
こちらは同じ著者が書いた「女性×お金」のエッセイ。
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