【雑記からの】蜘蛛の糸【本と音楽】
- 2020.01.05
- Mr.children ミスチル×読書 読書 雑記とみせかけた書籍紹介
- Mr.children, 芥川龍之介, 蜘蛛の糸, 蜘蛛退治
昔のアメブロ記事を発見したので、少し手を加えてみる。
以下、2016年3月ごろの出来事です。
職場で蜘蛛をはっけん!
「きゃっ、蜘蛛!」という、女の子の叫び声を聞きつけた同僚♂が、様子を見に来てくれた。
駆け付けた彼が見たものは、「仕留めたーっ!!よっしゃ蜘蛛を捕まえたでーー!」と得意気にしている女。
「俺の奥さん、部屋に蜘蛛が出ると『こわい、一人でいたくない』って泣きつくのに、えらいねぇ」「俺の奥さんも車の中で虫が出るときゃーきゃーうっせぇんだよ」と持ち上げてくれる既婚者の先輩♂たち。
…でもなんだかんだ、お前らそういう女がかわいいんだろ!!!!!!!けっ!!!!
現に蜘蛛退治する女は未だ毒女で、蜘蛛をこわがる女は鬼女になってるし!!
と、相変わらずひねくれたりしながらも、蜘蛛を退治できる自分を、誇りには思っている。
まぁ好きな人の前くらい「蜘蛛が出たぁ、こわいよー」と怖がるふりくらいできればね、もう少しモテてたかもしんないけどね。
とはいえ、仮に蜘蛛こわいってぶりっ子したところで、いざちょろちょろした蜘蛛をみたら…
「おのれ虫ケラ!!成敗してやるわ!!!ふごー!ちょっとおどき(と、男を押しのける)」と、仁義なき戦いを挑むだろう。蜘蛛1匹に。
仕方がない。
蜘蛛を見かけた可愛げのある振る舞い(折衷案)はこれだ。
蜘蛛を捕獲し、「仕留めたっ!次はあなたを仕留めるからねっ」と宣言する。
(仮に捕まえられなくても「蜘蛛は仕留められなかったけど、そのぶんあなたは仕留める!」と、宣言をすればよい。
雑記と音楽の話
「恋の終わりのむなしさを君だって知っているだろう
それなのに物怖じしない強さに惹かれてくよ」(Mr.children/蜘蛛の糸)
という感じで、そのうち、羽虫があえて飛び込んでこないかね……
蜘蛛を仕留めたよ!という女には、
Mr.Children「蜘蛛の糸」みたいな妖しさのカケラもないけれど。(蜘蛛を仕留めたよ!という自分はすき。しつこい笑)
私だって、恋の始まりは勇ましくも、恋の終わりは人一倍弱虫だから。
雑記からの本の話(×音楽の話)
タイトルそのままだけれど。
芥川龍之介『蜘蛛の糸』
もしかしたら、私が退治したあの蜘蛛も、地獄から引き上げる糸を垂らしていたのかもしれないね。
今となっちゃ知ったこっちゃないが。
Mr.children『蜘蛛の糸』も当然この作品から取ったのだけれど。
きっとこの男、まだ「恋の終わりのむなしさ」という地獄でウジウジしていて。
恋に突き進める女性の強さに惹かれたと。
彼にとってその女性は、失恋地獄から抜ける蜘蛛の糸(?)のような存在だったんだろうなぁ。
やはり、蜘蛛を倒す私を仕留めてしまうような、男らしい男性が好みですが。
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