【雑記からの】蜘蛛の糸【本と音楽】

【雑記からの】蜘蛛の糸【本と音楽】

昔のアメブロ記事を発見したので、少し手を加えてみる。
以下、2016年3月ごろの出来事です。

 

職場で蜘蛛をはっけん!

 

「きゃっ、蜘蛛!」という、女の子の叫び声を聞きつけた同僚♂が、様子を見に来てくれた。

駆け付けた彼が見たものは、「仕留めたーっ!!よっしゃ蜘蛛を捕まえたでーー!」と得意気にしている女。

「俺の奥さん、部屋に蜘蛛が出ると『こわい、一人でいたくない』って泣きつくのに、えらいねぇ」「俺の奥さんも車の中で虫が出るときゃーきゃーうっせぇんだよ」と持ち上げてくれる既婚者の先輩♂たち。

でもなんだかんだ、お前らそういう女がかわいいんだろ!!!!!!!けっ!!!!

現に蜘蛛退治する女は未だ毒女で、蜘蛛をこわがる女は鬼女になってるし!!

と、相変わらずひねくれたりしながらも、蜘蛛を退治できる自分を、誇りには思っている。

まぁ好きな人の前くらい「蜘蛛が出たぁ、こわいよー」と怖がるふりくらいできればね、もう少しモテてたかもしんないけどね。

とはいえ、仮に蜘蛛こわいってぶりっ子したところで、いざちょろちょろした蜘蛛をみたら…

おのれ虫ケラ!!成敗してやるわ!!!ふごー!ちょっとおどき(と、男を押しのける)」と、仁義なき戦いを挑むだろう。蜘蛛1匹に。

仕方がない。

蜘蛛を見かけた可愛げのある振る舞い(折衷案)はこれだ。

 

蜘蛛を捕獲し、仕留めたっ!次はあなたを仕留めるからねっ」と宣言する。

 

(仮に捕まえられなくても蜘蛛は仕留められなかったけど、そのぶんあなたは仕留める!」と、宣言をすればよい。

 

雑記と音楽の話

「恋の終わりのむなしさを君だって知っているだろう
それなのに物怖じしない強さに惹かれてくよ」

(Mr.children/蜘蛛の糸)

という感じで、そのうち、羽虫があえて飛び込んでこないかね……

蜘蛛を仕留めたよ!という女には、
Mr.Children「蜘蛛の糸」みたいな妖しさのカケラもないけれど。(蜘蛛を仕留めたよ!という自分はすき。しつこい笑)

私だって、恋の始まりは勇ましくも、恋の終わりは人一倍弱虫だから。

雑記からの本の話(×音楽の話)

https://www.amazon.co.jp/dp/B00RF1QCD6/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_OlFeEbHFP8W7K

タイトルそのままだけれど。

芥川龍之介『蜘蛛の糸』

もしかしたら、私が退治したあの蜘蛛も、地獄から引き上げる糸を垂らしていたのかもしれないね。

今となっちゃ知ったこっちゃないが。

Mr.children『蜘蛛の糸』も当然この作品から取ったのだけれど。

きっとこの男、まだ「恋の終わりのむなしさ」という地獄でウジウジしていて。

恋に突き進める女性の強さに惹かれたと。

彼にとってその女性は、失恋地獄から抜ける蜘蛛の糸(?)のような存在だったんだろうなぁ。

やはり、蜘蛛を倒す私を仕留めてしまうような、男らしい男性が好みですが。