ゆうこす『SNSで夢をかなえる ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』
テレビを見ない人間のため、HKT48時代のゆうこすを知らず、こちらの本で存じ上げるなど…。
(大木亜希子さんを知ったのと同じパターンだな。)
すみません、ただの元アイドルのエッセイ本だろうと読まず嫌い(?)でした。
が、読書会で、
「SNSの特性をよく把握しるし、使い分けが面白いよ。」
と紹介されたのが、キッカケで読んでみた。
概要
概要
著者がHKT48を脱退してから、1年半に及ぶニート生活を経て、SNSで夢をかなえた…!
「SNSで好きなことを発信する。」
ただそれだけで、人生が変わった!
SNSで発信するコツについて書かれた本。
感想
ネガティブなことはつぶやかない。
SNSを使う上で、わたしにとって一番の課題がこちら
ネガティブなことばかりを発信していたから、ネガティブなものを引き寄せてしまった。
怒りや悲しみなど、負の感情はアンチを作りやすいのです。
これはできていなかったなぁ、反省。
確かにネガティブなことをつぶやくと、まともな人は離れるし、変なものを引き寄せてしまいそう。
もともとネガティブ思考だから、せめて気を付けよう。
SNSの特性と使い分け
個人的には、これが一番役に立つと思う!
Twitterはエモいつぶやきを短文で。
ツイッターは文字がメインのSNSなので、画像が添付されているだけで、周りのツイートよりも目立つことができます。
一番よく使うのはTwitterなんだけど、画像添付をサボっていたなぁ。
ちょっと取り返したいぜ。
他にも
・インスタは自分のキュレーションサイト
・Youtubeは地方在住者に人気
・ブログはファンへのラブレター
と、各SNSの特性をよく把握しているなぁと、使い分けも具体的で読んで面白い。
ネガティブにもとられがちな「エゴサーチ」についても、
全然ナルシストな行為じゃないよ、と、仕事にたとえた、プラスの言い回しでその重要性に気付くなど。
具体的なやり方ももっと参考にしたい。
アカウントを「育てる」という発想
SNSとアイドルの共通点として「ファンに育ててもらう」という発想が、新鮮だった。
人気のアカウントは自分一人では作れません。フォロワーにとって、どれだけ身近なアカウントになれるか、が大切なのです。
あぁこの発想は、さすがアイドル!
アイドル時代もファンを巻き込んで、うまく「モテ」ていたんだろうなぁ。
そして、こういうことをさらっと書けるところが、やはり敵を作らない、
全方位からモテるタイプなんだろうなぁと。
全体としての感想
は~~謙虚なお嬢さんだなぁ、可愛いけれど同性を敵に回さないお嬢さんだろうなぁと感じた。
「私私!」で、コアな味方もつくるが、敵も作ってしまう自分の性格と、大違いだわ。
「ファンにアカウントを育ててもらう」じゃないけど、謙虚さを見習いたい。
なんとなく、ストレングスファインダー「共感性」や「調和性」の資質が上位に来る人は、
ゆうこすの本と相性がいいんでないかと思った。
あと、「発信すること」に興味がある人は、HARU『グッバイ公務員』もお勧め。
元地方公務員である著者が、広報を担当したときのお話や、「発信」について学んだ書籍も参考になるかと…!
【追記】
正直に言おう、勉強にはなるけど、私にはあまり合わなかった。
わたしわたし!って人間だからか。自分でもわかっている。
「目立つ」に全振りした勝間さんの本のほうが合っていた…
勝間和代『目立つ力 インターネットで人生を変える方法』勝間式ブログ術で承認欲求をなだめたい。
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