moto『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』【転職も見据えて就活してみる?】

moto『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』【転職も見据えて就活してみる?】

副業解禁の流れが広がっているというけれど、

単なる時間の切り売りとしての副業になってしまうと、

労働時間が増えて苦しくなるだけだよなぁ。

じゃあ転職と副業で、自分の単価を上げるには?

と、友人に勧められて読んだ一冊。

個人的には、就職する前の学生の段階で読みたかったなぁ。

1.概要

四回転職をして、年収一千万超えを達成した著者が説く、

自分の価値を最大化する転職・副業の考え方とは。

ポケモンでお小遣い稼ぎをした子ども時代のエピソードから、

トップを口説くと学んだ学生時代。

あえて、四年制大学を選ばなかった、キャリア選択の理由。

最初の就職先は、年収300万円にも満たないホームセンター。

著者はどう、キャリア・年収アップの転職をどう果たしたのか。

業界の選び方、キャリアエージェント類型学(?)、

転職を考えている人はもちろん、新卒で就活する学生

副業についてや、働き方について考えたい人もぜひ。

感想

(1)ポケモンでお小遣いゲットだぜ

ポケモンを売って、お小遣い稼ぎをした話がすき。

ポケモンをプレイしたひとはわかると思うけど。

ゲーム開始時に、相棒として「ほのおタイプ」、「みずタイプ」、「くさタイプ」のいずれか一体を選ぶんだけど。

このとき、選ばなかったほかの2体は、永遠にゲットすることができない。

そこに目をつけた著者は、

「みんなが持っていないポケモンを友達に売れば、お金になるのではないか?」

と、ゲームのリセットを繰り返し、初期3匹のいずれかを友人に売る…と、お小遣い稼ぎをしたそうな。

他にもゲームソフトの転売なども面白かったけど。

やはり小学生でこのポケモンを売るエピソードがいい。

需要があるから売るというより、需要を掘り起こすに近い考え方だろうか。

(2)年収アップのための業界えらび

ホームセンターからスタートして、人材、IT、インターネット広告と、

どんどん年収が高い業界へチェンジした著者。

これは学生時代にもっともっと知りたかった…後悔。

業界と職種、とくに転職の際は業界をずらす方法が推奨されている。

年収レンジの高い業界は、基本的に「動くお金が大きく、かつ利益率が高い」業界が該当します。

金融とか不動産、広告など…まぁ新卒で入社するのもハードルが高いがな。

これから伸びる業界や産業についても知っておけなど、

業界選びについては、

北野唯我『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』も、考え方が近いので面白いかも。

逆に「安定=公務員」などというけれど、

「これから伸びる業界・産業」と考えると、教員や公務員って微妙だな。

(公務員もまだ、人口が増えたり、企業を誘致できるようなところ、産業がある地域ならいいけど。)

(3)転職エージェントずかん!

ありそうでなかった、転職エージェントの使い分け。

(私がガチで転職に挑んだことがないから、っていうのもあるけど。)

転職エージェントの収益モデルは、

転職者が入社を果たして、初めて売上が発生する完全な成果報酬型。

あちらも商売なので、「入社させやすい会社」を勧めてくる、冷静に見ろ、と。

それをふまえた、転職エージェントとの付き合い方が面白かった。

転職エージェントを分類すると、

①求人大量収集型

②一点求人コミット型

③寄り添い相談型

④業界の事情通型

⑤ヘッドハンター型

で、それぞれ、どこの人材会社か具体的な社名もあったり、

どう振る舞うべきかアドバイスもあったり。

たぶん、最初に転職しよう、いざ転職サイトを登録しようと思っても、

どこから登録するかってわかりにくいと思うし…。

転職エージェントのビジネスモデルを理解したうえで、

エージェントにも自分を売り込み、互いの利益を最大化するという印象を受けた。

この著者、ほんとニーズを見極めるのが上手い‥見習いたい。

(4)自分株式会社

自分という会社を経営する目線を持て

会社を取引先のひとつと考えると、ひとつの取引先に依存するのは危険だし、

当然、よりよい報酬をくれる取引先がいい。

とはいえ、あまりにも無理難題を吹っ掛けてくる取引先は考え物で…と。

この考え方は「会社と自分は対等だ」という原点に立ち戻れるのもいい。

体を壊してまで、会社(取引先)に捧げることはないし、

収入源が分散されれば、変な取引先を切る勇気も生まれるし。

「ほかにいい契約をくれる会社はないか?」と、常に模索する視点が大切なのです。

これは就活生こそインストールしたい考え方だわ。

転職先を見極めるための、「転職した先の出口」を見越した質問も面白かった。

3.まとめ

転職エージェント分類で、エージェントがどう利益を発生させるか、って視点で、

相互に有利なように事を運ぶアドバイスが面白い。

これは転職というタイトルだけど、就活生こそ読んだほうがいいと思うなぁ…

あと、長時間労働がイヤな人はこちらも、ぜひ。