勝間和代『2週間で自分の人生を取り戻す! 勝間式 汚部屋脱出プログラム』

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あのロジカルでインディペンデントな勝間さんも、部屋の片づけに苦労をしていた!? 
いくつか読んだ断捨離本の中でも、何度か読み返してしまう本。
 こんまりシリーズに並んでお気に入りの断捨離本かもしれない。
「いらないモノを捨てる=本当に大事にすべきものがわかる。」
=「自分の人生を取り戻せる」

と、他の断捨離本と大枠は一緒なんだけど、読むとやっぱり、勝間本。

1.概要

1)ロジカル

 断捨離系・掃除系って、「運を引き寄せる」スピリチュアル系に傾くものもあるけれど。
 「現世利益」もきちんと書かれつつ、なぜ運が呼び込まれるか、やっぱりロジカル(笑)
 ごちゃっとしたものをみると「自分の先送り」が目について、そりゃ自己肯定感が下がるし、人付き合いも悪くなる。
 刺さる・・・とりあえず玄関先のボロ靴をゴミ袋へ。
 たしかに、モノに主体性を発揮できない人が、人間関係や自分の人生に主体性を発揮できるわけがないよなぁ・・・しかしタイトルにもつながるけれど、「主体性」というワードも「インディでいこう!」という本を出した勝間さんらしいな。
 ストックをどれだけ置くかなどの判断基準も、具体的でわかりやすい。
 たとえば、
「サランラップ1本50m」と具体的な数字を挙げられると、何本も買い置きする必要があるだろうか?
 と、「なんとなく不安だから」ストックしたくなるようなものも、一体何にラップを何m使うんだろう・・・と必要量を把握できそう。
 ・・・買ったけど使わない入浴剤を、ゴミ袋へ。

「『女の子のいつか必ず・・・』のいつかは、絶対に来る」(※)し、

 「いつか使うかも」のいつかは、ほぼこない。

と、おもいました、まる。

2)断捨離モチベーション~目につくところから~

 玄関や、お風呂やトイレ、キッチンなど日々目につくところから手を付けて、物置は最後。
 確かに物置って、先送りの最終処分場で、ラスボスだよな。
  目にみえるところがきれいになると続けられるのもわかるし。
  断捨離に使う時間を「1日1~2時間」を2週間。
  休日全部使うのもしんどいし(一気にやるときれいだけど、1日で全部できない不完全感もあるし)

3)ガジェットフル活動

  ヘルシオなどの調理器具や、ルンバ&ブラーバ、電子書籍・・・を活用しているのも、勝間さんらしい。
  でも、なんで電子書籍を使っているのに本が散乱しているのだろうか・・・勝間さん・・・。
  散乱させた本は、自炊しようと放置していた本、って「自炊」も今じゃきかないほど電子書籍になった本が増えたよね。
  とはいえ私もあちこちに本を放置しているから、もしKindleを導入していなければ、相当やばいと思う。
  Kindle導入前は本棚が半分近く本で埋まっていた(※※本棚の前の床に本を積み上げ、物理的に本棚が半分近く埋もれていた)し・・・
 しかし、勝間さんモノが多過ぎでしょ。
 自転車は何台あるのさ、断捨離中に、お車代など現金ががぼろぼろ出てくるって、もはや「棚や壺をあさると金貨を発見するRPG」みたい
 と、図書カードを発掘したから人のことはいえないんだ。笑
 何買おうかな…。

2.感想

 勝間さんほどの有能な方が、実はもと汚部屋住人というギャップ萌え。笑
私は勝間さんの本は好きで、ロジカルで、精神論より方法論のアプローチだから・・・なんだろうなと。
断捨離本を読むだけでは部屋がきれいにはならないし、 
ルンバやブラーバは滑走路がなければ掃除をしてくれないのだけど。
それでも、サランラップの例ではないけれど、断捨離を通じて「本当にこれは必要だろうか?」と具体的な数字を意識しながら、自分の判断基準を作っていくことで、自分の人生を取り戻していけるのだと思う。
と、自称ロジカルな私も、「あとがき」が一番モチベーションがあがる。笑
※元ネタの、はあちゅうのこちらの記事だよん。https://am-our.com/love/100/8962/

2週間で人生を取り戻す! 勝間式 汚部屋脱出プログラム
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