【目標志向】「あいつにだけは合格体験記を書かせるな!」と言われた話【出すぎて苦しくなる】
- 2020.10.25
- ストレングスファインダー
- ストレングスファインダー, 弱み使い, 目標志向, 目標志向弱み, 目標志向強すぎ, 目標志向過剰
長所と短所は紙一重という。
私は、ストレングスファインダーの5位が「目標志向」である。
「目標志向」が過剰に発動されると、自分に結果と苦しみをもたらすと痛感している今日この頃だ。
特に「目標志向」特有の「目標以外のものをそぎ落とす」特性がね‥。
この人に他人の気持ちをよく考えた行動はあまり期待しない方がいいでしょう。
この人にとっては目標達成が何より重要なのです。
<目標志向>に加えて<共感性>を持っているようなら、その傾向は弱まりますが、目標に向かって邁進している時には、この人には他人の気持ちを踏みにじる可能性があります。
この事は心に留めておいた方がいいでしょう。
トム・ラス『さあ、リーダーの才能に目覚めよう ストレングスリーダーシップ』
初めて読んだとき、思い当たることがありすぎて笑った。
あいつにだけは、合格体験記を書かせるな
「あいつにだけは合格体験記は書かせるな…!」
と大学受験の結果が出たあと、職員室で意見が一致したというエピソード。
まさに他人を振り払い、邁進した目標志向が出すぎた例のひとつ。
これは同じ高校に入学した妹から、あとになって聞かされた話である。
教師いわく。
「あなたのお姉ちゃんは確かに優秀だし、ものすごく努力をした。
でも、あんなやり方はいただけないってほかの先生と話していたのよ。
だからあなたが入学するときも、『あいつの妹が来る』とザワザワしたけど、あなたはまともでほっとしたのよ。」とのこと。
妹よ、巻き添えにしてすまんね。それはともかく。
文句なしの成果(※)を出しているのに「努力だけ」を評価する学校って、まじでクソだな!
と痛感した件でもあった。
言葉遣いが乱雑でスミマセン。
(※)うちの高校から私の進学先に現役合格した人は、何年もいなかったのだよ…。
学校を出てから、競争も成果も求められないならそれでいいのだが。
残念ながら学校を出て「努力だけ」評価されて生きられないのだ。
やっぱり「学校」なんて、とっととおさらばじゃ!
別に学校の教師に評価されるために勉強していたわけじゃないけど!
自分で納得できる結果を得られたから大満足ですけど。
成果を出しているのに努力だけ評価って、やっぱりクソだな!(二度目)
この発想自体が、目標志向が過剰になった例だろうか?
(同じ資質持ちの方、違うよ!と思われたらすみません‥。)
目標志向全開だったぜ。猪突猛進ともいうぜ。
受験に関係ないものは振り落とし、欲しい結果に向かって猪突猛進する「努力」…。
いやあ、実に当時は、目標志向全開だったなぁと懐かしくなった。
何をしでかしたかって?
・受験に関係ない科目は睡眠時間か内職にあてる
また睡眠を取っていたところ、質問されたら答えちゃうから余計教師の怒りを買っていたと思う…。
クラスの子たちに「睡眠学習のもえこ」と語られるありさま。
(たくさん本を読んでいたおかげで知識は詰まっていたもんでね…。
学習欲は身を助ける)
・怒られても無視して、授業中は内職を続行
受験に関係ない科目の授業。
教師に参考書を取り上げられたら、別の参考書を取り出して勉強を再開していた。
教師とバトルする時間がもったいないからできることを探してたんだけど、その話はしばらく友達に語り継がれたよ。
あわよくば、教師も諦めてくれるかなと思ったし。
・出席日数を計算して、年明けからは自主的な冬休みへ。
登校せず自宅学習。
・学校行事もサボって勉強していた。
卒業要件に学校行事なんて関係ないし。笑
〇十周年の式典の参加を義務付けられたけど、見え見えの仮病を使ってサボったなぁ!
今書いていると、そりゃ教師に目をつけられるわな。
まさに「他人の気持を踏みにじ」ってまで邁進していた例だと思う…!
はっはー。
よくこんな極端な行動取れるね!って周りにドン引きされるんだけど、水牛モード…おっと目標志向が出すぎるとどうでもよくなるのよ。
(繰り返す、同じ資質持ちが皆こんな極端な行動をするわけではない。)
「他人の気持ちを踏みにじる」ほどの心の声とは
当時、教師はどうでもよくて志望校に合格することが大切だったのよね。笑
文字にすると私がクソだね。笑
・「教師は私の人生に責任取れないっしょ!無視!」
何を言われようが、(脳内で)ノイズキャンセリングイヤホンを発動していた。
・「浪人したら費用を負担するの、あんたじゃなく私の親よ?」
「受験勉強がすべてじゃない」論から、「浪人も人生経験のひとつだから(そうガリガリやるな)」という教師に、わりと殺意が芽生えていた。
もちろん浪人した人ならではの経験も貴重だと思うけれど、みんなが浪人をさせてもらえる家庭環境とは限らないのだから。
特に「親に迷惑をかけたくない、国立に現役合格しなきゃ」と真面目で悩む子を見てきたんだよ…。
私も親と「浪人はなし。現役で合格したところに行く」という約束だったし。
あの勢いでもう1年なんてとても無理だったけどさ。
・「教師なんて高校を出たら関わらないから、嫌われようがどうでもいい。志望校に落ちるほうがつらい」
いや~極端!
だって受験本番は試験一発だから、授業態度も内申も、受験に関係ない。
結果がすべてじゃ!と、嫌われようが意に介さなかったのだ。
赤点や追試にならない程度には、試験の点数を取っていたし。
(追試に時間を割かれるほうが無駄じゃない?という発想も、目標志向っぽいな。)
・「大学に合格する子は、年明けも登校していました!だからみなさんも受験直前期だからと学校を休むんじゃありません!」
ふーん、じゃあ「1月から登校せずに大学に受かる」という前例を作ってやろうじゃないの!
むしろ怒られるほど、燃えていたからね…。
タチが悪い。
このエピソードを他人にいうと、結構引かれる。
というか今書いてみて、自分でも結構引く。
それでも、流されないで努力する自分は好きなんだよなぁ。
(みんなに嫌われても、道徳的に正しくなくても、私は流されない自分が好き。)
友達とおしゃべりしたいのを我慢して、昼休みも必死で勉強したさ…!
目標志向は、つらいよ。
しかし、「目標志向」が過剰になりすぎると、本人も苦しいのだ。
何度も書いているけれど、「結果がすべて」思考に支配されがちだ。
実に苦しい。
「頑張っているね」「努力家だよね」という誉め言葉も、「でも結果を出せていない」と自分で納得できていない限り、苦しくて受け取れないのだ。
「人間関係をないがしろにしてしまうこと」ではなく「結果にとどかないこと」に悩むあたりが、「目標志向」ならではのような気もするが…。
(私、人間関係構築力は低いしね。)
いやまぁ、目標志向というか認知の問題という気はするけどね。
大人になって、色々行き詰っていた私に妹が
「私も高校生のころ、がむしゃらに勉強しているお姉ちゃんがかっこいいと思って、真似してみたんだ。
そしたら、一瞬でうつっぽくなった。
私は先生を敵に回してでも勉強なんて、とてもできない。
というか、あんなに変なお姉ちゃんの真似なんかできるわけがないんだ!
私のやり方でいいんだ!と思えた。
あなたの生き方は病まないほうが不思議なくらい、パワーを使っているんだよ」
と、声をかけてくれた。
うーむ確かにまともな妹だなぁと思った。
(あとになって、私と比較されて苦しんだとも聞いた。
ここで姉妹関係がこじれてもおかしくないが、一切私を恨まないから、やはりまともだ。)
もはや目標志向関係なく、生きづらいけどね…!
わりといつも「マイナスをゼロに少しでも近づけよう」という強迫観念から逃れられないのもあって、つい頑張っちゃうんだよなぁ。
どんだけ自分にハードな要求をしているのか。
もはやこの生きづらさ、「目標志向」と関係ないわ。
なお、「努力をやめられない苦しさ」と連想して、こちらの本もおすすめだ。
姫野桂『発達障害グレーゾーン』診断がおりないゆえの生きづらさとは。
みんな「目標志向」持ちが、こんなに極端ではないと思うけど…!
「資質」も、強く出すぎると結果と苦しみをもたらすんだゾ☆
という一例です。
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